ただの日記

日記帳

モンテクリスト伯が面白い

この前ディーンフジオカがモンテクリスト伯で主演してたの見て、久しぶりに原作小説を読み直しています。モンテクリスト伯、原作、アニメ(タイトルは巌窟王だけど)、ドラマといろいろあっていいですね。

あやふやな記憶の中読んでいて思いましたが、これカドルッスはそんなに悪くないんじゃないの?酒飲んで騒いでただけじゃねえか!ダングラールとナポレオンだよ、悪いの。ダンテス君も船長の頼み事聞かなきゃ、かわいい幼馴染と結婚して若くして船長になってめでたしめでたしだったのに。

アニメもまた少し見ようかな、中田譲治好きなんすよ。

キルケゴールにシンパシー

家にあった本読んでたら面白くて一気に読み進めてしまいました。哲学入門って本。

もともと大学入試でも倫理とかやってたし名前だけは結構知ってたんですけど、実に面白いエピソード満載でとてもよかった。で、その中でもキルケゴールという人物がなかなか痛々しいというか、まさに今の自分を見ているようで突き刺さりました。あなたこんな人間だったの?永遠の中二病みたいな感じじゃない。

 

 

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キルケゴールデンマーク出身の哲学者。実存主義の祖と呼ばれている。

実存主義」とは実存する具体的な人間に焦点を当てて哲学をすること。

それまでずーーーーっと長い間たくさんのえらい人たちが「人間とはどうやって生きるべきか」みたいなことを考えてきていたわけだけど、それは社会全体としてどうするのかという視点だった。時代的に、個人個人がそもそも生きるのに必死だったり、社会システムそのものがまだまだ未熟でそっちに焦点を当てる必要があったからだ。

 

でも、キルケゴールが生きていた19世紀ともなるとヨーロッパでは産業革命が起こった。産業が発達して社会が豊かになり、社会の規模が爆発的に大きくなった。

単純に生活の面だけで見ると、まあ安定する。わけだけど、そうすると困ったことになって、「個」は完全に社会に組み込まれてしまった。「社会の歯車」の誕生なわけだ。それまでだって社会の歯車というか奴隷みたいな人たちもいたんだろうけど、そういう人たちは生きるのに精いっぱいだったので「生きるとは何か」なんてことを考える余裕なんてなかったんだろう。生活に余裕がある層は貴族とか王族とかの上流階級だったから個人としてのアイデンティティなんて別に悩む必要もなかったのかもしれない。自分たちは特別で、生きてること自体にに価値があるってナチュラルに思ってるやつらだ。

 

ただし幸か不幸か、社会が巨大化するにつれて一定の水準での生活が保障された結果としてけっこうな余暇ができてしまった人も出てきた。その一方で、社会の歯車としての役割しか与えられずに、結局何のために生きているのかなんてことに悩む人々が出てくるようになった。

生粋の上流階級に比べたら自身の社会的な役割なんてたかが知れている。「個」としての価値が見えにくくなっていた。こんな時だからこそ、社会全体だけではなく個人としての人間の在り方にフォーカスして哲学する必要性が出てきたというわけだ。

 

 

みたいなことがあったらしいです。本の意訳ですけど。そんな時代にキルケゴールは生きていたんですが、この人もう本当に自意識の塊というか、今風に言うと真面目系クズです。さすがにそこまでではないのかな。

父親に「(俺が神様の機嫌損ねるような生き方してきたから)34歳までには死ぬわお前」とか言われたり、24歳の時に14歳の女の子にプロポーズしたり、しかもその後3年たってその子と婚約することになったのに、今度は自分から婚約解消したり。フラフラと定職にもつかずになかなかヤバいっすこの人。

そんなこんなでいろいろあって、悩んで悩んで悩みぬいて最後には

「絶対者である神が無駄なものを作るわけがない。その神を信じきることによって自身の存在価値を認める」といった生き方をすることになりました。あれっすね、「お前を信じる俺を信じろ!」的なやつ。自分を直接肯定してやることはなかなか難しいから、強力な象徴的存在に間接的に認めてもらって生きよう!ってことですか。

 

まあこの辺の難しいことは別にいいんです。それよりもここに至るまでの過程ですよ。

この本の中にも書いてあったんですが、キルケゴールの自立心の甘さみたいな部分、めっちゃ刺さりました。もうまんま自分の事やん!って感じ。キルケゴールは24の時はほぼニート。一応その後数年して文筆家として食っていけるようになったみたいですが、まあいろんな葛藤があったようです。

本の著者の人も似たような感じで大学7年生までやってたと。私も就職したくなくて大学は5年いて、結局今もフリーターやりつつ就活ですよ。こう、なんでみんな同じような感じで「働きたくないでござる」を体現してるんですかね。

共通しているのは実は根はマジメ、けど腹をくくるほどの覚悟がないからダラダラと社会的責任から逃げちゃうってところです。この辺も本にそのまま書いてるんですけど。そうなんだよ、無職でも一切構わなくて今が楽しけりゃいいみたいな生き方もできないんです。かといって就職するのも正直怖いし面倒だし。夢を全力で追い求めるほど努力もしてないし。そもそも私の場合は目標すらないわけですが。

そんなこんなで彼にシンパシー感じましたね。彼はなんだかんだ哲学者として名前を歴史に残したので自分と比べるのもおこがましいですが、こういう人もいたんだし、自分の人生もけっこうなんとかなるかなと思えました。

へへ、体は正直だなってやつ

まさについさっき気づいたわけですが、お風呂上りなのに体がかゆくない!

まあね、普通は風呂上り別に体かゆくないっすよね、わかります。

 

badnini.hatenablog.com

この記事で書いたわけですが、現在禁酒中です。つっても2日呑んで2日休んで、また2日呑んで3日休んで、みたいな感じなので「減酒」とでも言いますか。

で、もともと私はお風呂上りに体赤くなってたんですよ。もはや慣れてしまっていて、別に特につらいとかも思ってはなかった。何年も付き合っていた持病的な。

それがたかだか1,2週間酒の量減らしただけでこれですよ。劇的な症状改善。もっと早くに試してみりゃよかった、なんなんあの数年間の戦いは。誰か教えてくれればよかったのに。友達いないからしょうがないか。

 

体は正直、なんて言いますけどマジですね。頭で認識していることとか、精神的なものに比べたら本当にわかりやすいです。

精神論的なものってのはうまくいっているときにこそ力を発揮するんじゃないかと思います。肉体的なもの、環境的、外的な要因というのは最低限のラインを強制的に引き上げるためのものなんかなあと。

 

もう少し禁酒を続けて様子見していきたいっすね。健康とかは割とどうでもいい派なんですが、こうはっきり自覚できる効果があると気持ちいいもんです。

自分以外は大体一般人

この前テレビ見てたら消防士だか救急隊員だかの人が一般人の方は災害時にはどうのこうの言ってたし、ツイッターでオタクの人がオタクじゃない一般人は暇なときどうしてんの?とかつぶやいてました。あとなんだ、エンジニアの人もエンジニアじゃない人の事を一般人って呼んでたり、芸能人は芸能界以外の人はみな一般人と呼びますね。石原さとみやら剛力彩芽やらと交際するIT社長は一般人ではないようですけど。

 

一般人多いな⁉

いちいち災害訓練を十分受けてない人とか芸能界以外の人とかいうのは面倒なのはまだわかるけど、非オタとか非エンジニアとかって書けばいいのにと思う。めんどくさいのか?

すごく個人的な感情なんですが、一般人という単語はあんまり好きではないのです。なんか排他的な感じがあって。普遍な人々とかにしよう、その方がカッコイイ。

 

あと今日はめっちゃ眠いです。朝から5度寝位してる。

ウォシュレットを使うと文明を感じる

今日はやけに涼しいんですけども、これで平年並みの気温だそうで。夏は好きなんですけど、日本で連日35度とかはマジでおかしいと思うの、夏本番を考えるだけでちょっと憂鬱です。

 

普段は使わないんですが、たまーにウォシュレットを使います。お尻が痛いときとか。あれは本当に文明の利器ですね、あの音は文明開化の音です。ウォシュレットでケツをたたいてみれば文明開化の音がする。

普段から使うと日常になっちゃうんで、たまに使うのがいいんです。

ピッ、ぶいーん、シュワワワーーーーーーーー!(温水から冷水へ)、ぶいーん。ってな具合に鳴り響く水音を聞きながら、お尻への優しい愛を感じる瞬間にウォシュレットの醍醐味があるわけです。

 

そんな感じで今日は朝からウォシュレットを使いました。